社長が思う、大日グループの強みを教えてください。
私は2016年に、大日通信工業と大日電子を引き継ぎました。 社長としてはまだ年齢は若いですが、若い社長だからこそ時代のニーズや流れをタイムリーに読み取り、今までの固定観念にとらわれない組織をつくることができると思います。
大日通信工業は創業以来63年間黒字経営を継続し、半世紀を超える企業になりました。十数年前まではメーカーの下請けとしての売り上げが多かったのですが、最近は売り上げの4割近くが元請けの仕事になっています。実績も増えてきており、さらなる成長を見込んでいます。一方、大日電子では一流企業の品質監査にも耐えられる部品を安定して供給できる企業へと成長しました。その結果、今では製品売り上げが車載用部品だけで4割を占めています。
これから自動運転の技術もますます加速していくと言われていますが、その分野にも当初より携わっているので、新たなビジネスチャンスも期待できます。これからもさらなる、顧客満足を目指し品質第一で取り組んで参ります。
求める人材はどのような人ですか?
技術や経験、専攻や学部のこだわりは、全くありません。私が求めていることは、会社や私と一緒に成長していける方や、向上心や強い志を持っている方に来ていただきたいということだけです。
100%熟成した企業なんて存在しません。成長途中であるこの会社を一緒に育てていく、そこに面白さを見出して欲しいです。仕事をしていれば少々ミスマッチなこともありますが、何事も乗り越えることが大切だと思っています。困難に直面するたび、投げ出したり、誰かのせいにしたりするのではなく、自らの意思で乗り越えられる人を求めていますし、そういう人間になって欲しいと願っています。
会社の将来のビジョンを教えてください。
「誠意」「誠実」「謙虚」
正直でクリーンな会社を一番に目指さないといけないと思っています。それが信用へと繋がるからです。
大日通信工業は、10年後売上120億円を目指しています。
衛星アンテナや公共事業に関する大きな案件も控えており、今後も元請けの仕事を増やしながら成長していきたいです。
大日電子は10年後売上300億円を目指しています。
最先端技術の製造ラインを増設していますが、さらにニーズに応える為には、規模拡大のスピードを上げていく必要があります。安定している業界のなかで、成長する企業としていきたいです。
学生に向けてメッセージをお願いします。
評価はプロセスも大事ですが、結果も重視しなければなりません。
また、会社で働くというのは、お金だけが目的ではありません。やりがいや成功体験をすることで人は成長していきます。
私自身、経営者として従業員ファーストを念頭に置き、どうすれば従業員が楽しく、気持ち良く働けるかを考えながら、日々試行錯誤しています。
学生の皆さん、是非この会社で共に成長しましょう。